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コンバータNo.54:木洩れ陽のノスタルジーカ~Raggio di Sole Nostalgico~

2013年2月発売された、STREGA様の木洩れ陽のノスタルジーカ~Raggio di Sole Nostalgico~を劣化移植するためのプログラムです。

URLはこちら。
https://box.yahoo.co.jp/guest/viewer?sid=box-l-s7d2i45bkawcpdnqpjwxjupjiq-1001&uniqid=501d950f-a5cc-4815-82d2-9a6fb325cada&viewtype=detail



動作状況

・ノーマル、カヤルートのみクリアを確認。(中途シナリオで微妙に展開が異なる箇所あり?)
 (他キャラに関しては、全く確認が取れていません。当然のことながら、ラストエピソードにも行けません。)
・立ち絵、及び画像表示に一部不具合あり。
 (立ち絵に関しては・・現状の移植ではこれが限界かも?)
・メッセージの表示に一部不具合あり?
 (こちらも限界に近いかも?)

nos_14.png
エクストラモードで、一番印象が異なるのは音楽鑑賞モードかな?・・・こんな感じです。
最低限の機能が維持されている感じです。
さてQLIEの作品は良い歌が結構あるにもかかわらず、フルボーカルバージョンの曲がなかなか手に入りにくい印象がある。
メーカーは全て異なっているのに、この部分は共通。
何らかの意図があるのか、それともこれがシンクロニシティというものなのか?

・・・それはともかく、このゲームに関しては比較的容易にフルバージョンを聞けるように調整できます。
「Eternal Wish」とかはかなり良いと思いますので、腕のある方は挑戦してみるといいかも?
(さすがにやり方はここでは載せられませんが・・・・)
あとオリジナルの製品版では、よく見ると曲名のスペルをミスっているような・・・持っている方は、要チェック。


変換方法

※製品版と体験版は一部のファイル名が異なるだけで、基本的に一緒です。

1:コンバータ全ファイル、extract_qlie_b.exe(コンバータ付属)、imageUtility059d(添付ファイル含む)、soundUtility.exe(添付ファイル含む)、mplayer.exeを各.packファイルのあるディレクトリに置きます。
2:data0.pack~data7.packを展開。
3:1_bファイル展開_nostalgico.batを起動、.b(複合形式)ファイルを展開します。


画像変換

※今回の画像変換は、全てimageUtility059dで動作を確認しています。

4:2_画像合成_nostalgico.txtを、imageUtility.exeにドラッグして、画像ファイルを合成します。
5:3_画像変換_nostalgico.batを起動して画像を変換します。

TIPS:iphone、Androidで起動する場合
各ファイルの以下の部分(赤い部分)を書き換えてから、画像変換作業を行ってください。

※2_画像合成_nostalgico.txtの書き換え

*start

cal %size1=1280
cal %size2=800
cal %size3=720
cal %size4=450
cal $3=".png"
cal %8=240
cal %10=2
cal %11=0
cal %12=100

PSP        iphone、Android
cal %size2=480 → cal %size2=800
cal %size4=270 → cal %size4=450
cal %12=60   → cal %12=100



※3_画像変換_nostalgico.batの書き換え

@set size1=1280
@set size2=480
@set reseze=100*%size2%/%size1%
@set size3=720
@set size4=270
@set resezey=100*%size4%/%size3%
@set size5=60
@set size6=300

@set size7=%size6%*1.5
@set size8=%size6%*3

PSP        iphone、Android
@set size2=480 → @set size2=800
@set size4=270 → @set size4=450
@set size5=60  → @set size5=100
@set size6=200 → @set size6=300



シナリオ変換

6:scenarioフォルダ内に分割されている全てのテ.sファイルをシナリオフォルダにまとめてください。
7:nostalgico_1~4.plを順に起動し、(最終的に)1.txtを作成します。


ムービー変換

8:4_movie_nostalgico.batを起動、各ムービーファイルを分割、編集を行います。
 (mplayer.exeが必須になります。)


サウンド変換

9:9_サウンド変換_nostalgico.batを起動、各音楽ファイルを音質変換します。


アーカイブ作成

10:arcフォルダを、nsaed.exeにドラッグ、arc.nsaを作成します。

TIPS:arc.nsa作成時の注意
今回のアーカイブ化(arc.nsa作成時)は、どの機種でも一筋縄ではいかないようです。

iphone、Androidで起動する場合
今回の変換で、Android用のファイルサイズは2.7GBになります。
・・・が、今までの経験ではarc.nsaのサイズが2GB越えの場合は、ファイルの認識エラーが出てくる場合が多く、実質起動不可になる可能性があります。
このため、arc.nsaを分割する必要があるのですが・・・

PSPで起動する場合PSP用に変換した場合、ファイルサイズが1.68GBになるので起動ができそうなのですが・・・Ons for Winでのテスト時で・・・若干症状が異なるものの、ファイルの認識エラーが多発してやはり苦しいです。
ファイル数で言うなら、100,000を超えてしまうので、認識できる限界を超えているから?とか・・・原因不明。
(今回は、PSP実機で起動テストはしていませんが・・・・)
こちらの場合でも、arc.nsaを分割をお薦めしたいのですが・・・

ただ・・・Nscripterでのアーカイブの作成規則として、arc.nsa、arc1.nsa、arc2.nsa・・・と必ず数字を続ける形なら認識できる・・・という話でしたが、Ons for Winでの動作テストではこの通りに複数アーカイブを認識できていないんですよね・・・

結局、動作テスト時は・・・両機種とも全員ではなく、1キャラ分のムービーを入れて単数アーカイブ(arc.nsaのみ)での動作確認という形で作業を行っております。
何らかの形で解決できれば、追記していきたいですが・・・・・
(尚、この不具合は製品版のみでおこります。体験版では関係ありません。)

完了及び起動

11:arc.nsa、0.txt、1.txt、Default.ttf、EBOOT.PBP(PSPのみ)、ons.ini(PSPのみ)を任意のフォルダに入れて、各端末のonscripterを起動します。


・・・・以上です。よろしくお願いします。







木洩れ陽のノスタルジーカとは?
nos_13.png
エクストラモードの挿入なんて、すぐに出来るだろう・・・と思ったけど、甘かった。
1週間掛けても、まだ足りないとは・・・・最後の最後まで手を焼かあされることになりましたが、ようやく仕上がりました。
・・・それでは改めて。

2013年2月にキャラメルBOXから主要スタッフ(嵩夜あや、のり太)氏等が立ち上げたSTREGAの第1作です。
以前の記事(下記URL)で第一印象レベルの感想でゲームの概要を記述しましたが、ここで改めてゲームの感想や紹介について述べようと思います・・・といっても、相当な長文になってしまいました。
http://harupspgame.blog64.fc2.com/blog-entry-213.html

以前の記事でも書きましたがこの作品はなかなかに賛否両論となる特徴が多く、プレイする人によって大きく評価が別れるともいます。
・・・・というかこの作品は、発売前から一部で炎上したようです。

その最大のポイントは・・・・

しねま(タイトル画面中央の少女)とHができない!

この点ですね。

nos_06.png
こういった画面はあるんだけどねぇ・・・でも本当にHシーンは全くありません。


この点に関しては、こちらとしては評価しています。
(というか、ツッコミを入れたい箇所は別にある。)

Hシーンを入れない理由は性描写を入れることで物語として矛盾が生じるためで、この作品においては必要なことです。
少なくとも手を抜いたとかという理由ではなく、こういったポリシーを感じさせる点は評価したいところです。

・・・ただ仮にも成人向けのゲームとして発売された作品で、パッケージの中心に描かれているキャラと結ばれることが無いというのは悪い意味で前代未聞であり(2周目以降で攻略可というのはあった)、本来の用途とは離れてしまっている点については否定できないところ。
物語の都合上入れようがないといっても・・・外伝的なエピソード、あるいは夢落ちといった手段を用いるとか方法はあったはずで、確かに擁護しきれないところではあります。
PCなら、開発終了後でもパッチで入れることも可能ですしね・・・発売前から炎上しているのなら、対応は可能だったと思います。

でもまぁ、最後までプレイした身からすれば・・・やはり入れたくはなかったというのが本音かもしれません。
パッチを入れるにしても、最低でも数百万は掛かるはずなので商業的にもメリット無さそうだし・・・
この部分に関してはユーザーの要望とは離れた形になったとしても、そのポリシーは評価したいです。


・・・でもこの作品、どうしても擁護できないポイントが別にあります。それは・・・

SF作品と評価するには微妙

この点ですかね、こちらは擁護するのは難しい。

中途版のコンバータの公開記事で、25世紀にしては現代と文化や生活様式に変化が見られないと指摘しましたが・・・


この点は今は置いておきます。
例えば多くの古典的SF作品に於ける21世紀の世界と現代の日本とは全く異なっています。
少なくとも、あんなスタートレックに出てきそうな服とかは着てないわけですし・・・
25世紀になっても大きな変化がない未来というのは、本当にあるかもしれません。


ただ問題なのはこれだけではない。
基本的な舞台設定が不自然すぎて、説得力がない。

この物語の大前提として、この物語の以前の文化や情報の大半(つまりは歴史そのもの)が既に失われているという設定があり、この点が重要な意味を持つ。
こうなってしまった経緯は簡単に言うとこうなる。


・かつての人類はザナドゥと呼ばれる巨大なコンピュータネットワークによって管理されていた。

                    ↓

・だがメトセラと呼ばれる第5世代のヒューマノイド(ヒロインのフロゥも、メトセラである)が人類に対して宣戦布告する。
(これは後に二年戦争と呼ばれる。)

                    ↓

・その際、メトセラはジュネーブに所在するインターネットアーカイブ財団本部を襲撃し、これによりザナドゥネットワークは壊滅的な打撃を受ける。

                    ↓

結果としてコンピュータに依存した人類は過去に於けるデータを殆ど損失してしまい、戦争からしばらく経った今に至っても失われたままである。


・・・・なんか、おかしくね?


どうやったらこれだけで、人類は文明の殆どを失うことになったのかがよく解らない。

確かに21世紀の現代の日本でも、多くの部分はコンピュータに依存している。
もしネットワークが破壊されれば相当な大混乱が予想されるが、それで人類は全て失ってしまうのか?・・・と言われれば、明らかに変ですよね?

例えば国の中央の重要な施設や役所とかでは基本的に記録は電子化された情報と、紙媒体の両方で保管をしている。
万が一ネットワークが壊滅した際でも、最低限の政府の機能を維持するためのフェイルセーフのためだ。
末端の役所や民間の設備にまで行き届かせるのは無理かもしれないが、それでも重要と思われるものに関しては何らかのバックアップを取る事は可能ははずで、コンピュータはおろか電気が通らない状況でも最重要な機能や情報は維持されているはずだ。

確かにメトセラは戦争で当時のネットワークを破壊した(実はこれにも裏がある)。
ただ二年戦争を起こした動機は「自らの生存権の維持」であり、結果として人類はこの戦争に敗北したにも関わらず、少なくとも表面上は人類とメトセラはほぼ平等の権利が与えられているところを見ると、戦争後も「自らの生存権の維持」以上の主張は殆ど行っていないと思う。

実際、メトセラは二年戦争ではあ『人を殺害しない』という信条を標榜していた。
・・・それでも恐らくは世界中の為政者の全てを屈服させるに至った戦争なのだから、犠牲者は出ないということはありえない。
規模に相応の犠牲者は出たはずだ。(自決者もいただろうし・・・)

ただそれでも核や大型ミサイルを初めとした大型破壊兵器を用いて都市を壊滅させるといった手段は避けているはず。
(東京は壊滅的な被害を受けているが、それは二年戦争より前の洪水・・・つまり自然災害によるものでメトセラとは何ら関係が無い。)
また二年という短期間で終わらせているところを考えれば恐らくは政治、経済的な要所を攻撃することで効率よく戦略的に勝利して、講話に持ち込む形でメトセラは勝利したのだろう。
このような描写は物語の中には無いが(これ程重要な情報が無いという地点でおかしい気もするが)、こう結論づけるのが最も妥当と思われる。
人類とメトセラの両方の犠牲者を最も少なくするには、戦争を短期間で終わらせるのが最重要になるからだ。

・・・だとするなら人類の生存の権利の保障に合わせて可能な限り、現状の生活環境の維持に努めたと考えるのが自然だと思う。。
ネットワークの破壊によるコンピュータの無力化は戦略的に必要な行為として行ったかもしれないが、それでもかつての中国文明の焚書坑儒のようなまで文書の撲滅までは行ってはいない・・・というか、行う理由が無い。
そうなれば、恐らくは紙媒体の文書の多くは残っていると考えるべきで、その地点で人類の文化的遺産の多くは残されたままだと思うのだが・・・

確かにこの物語の世界では、殆どの人々が紙媒体を利用していないようだ。
それでも紙媒体の文章を読む人物が少数ながら存在することは、ヒロインの一人である一姫の趣味が読書であることで証明されているし、その読書が行われているのが現代のものと比べても機能的に大きな変化が無さそうな図書館(しかも学校の中)なのだから、その気になれば誰もが身近な場所で読書が出来るような環境は維持されている。

個人的な推測ではあるが、恐らくは教育の過程で紙媒体の使用の習慣をどこかで残しているのかもしれない。
そうでなければ利用者が非常に少なくなっているにもかかわらず、学校内に図書館を残しておく理由が無い。
いくらネットワーク化が進んでも、電子化された情報以外でのコミュニケーションの手段を残しておかないと、戦争や災害等でコンピュータが使えなくなった地点で人類が滅亡してしまう可能性もあるからだ。
為政者側にその位の危機管理意識が無いようなら、例え何事も無くても人類の未来はそう長くはない・・・多分、そう言い切っても暴論ではないと思いますし・・・・・

そんなこんなで考えても、ザナドゥというネットワークの壊滅という手段だけで、それまでの人類の歴史を奪い去るのは到底不可能だと思う。
人類の歴史を本当に無くしたいのなら、コンピュータネットワークのみならず書物、絵画、彫刻、建造物・・果てはそれらを製作した人々・・・・つまり、都市そのものを壊滅させなければ時代の背景の変化に関わらず不可能なはず。


・・・長々と書いてしまったが、要は物語の舞台の根幹となる設定だけでもこれだけの腑に落ちない点が出てしまうということです。

確かに過去のSF作品も、未来を正確に予測が出来たわけではない。
ただ名作と呼ばれるSF作品は、当時における最高レベルの知識をフル回転させて、可能な限りの緻密な設定を用意して描かれているのが多い。ガンダムとかは新作が作られる度に、通常のアニメの数倍の設定が用意されている。
数多くの批判の上でも多くの人々に記憶に残る作品になっているのは、こういった下準備を怠らなかった点は大きいと思う。
それと比べるとこの物語の世界は・・・登場人物がこの物語を演じるためだけに作られた薄っぺらな世界という印象が拭えない。
どこか独りよがりで、例えば日本以外の他の国がどのようになっているのかとか・・・そういった世界の広がりを殆ど感じさせない・・・この部分がテストプレイ中に、終始ネックになっていると感じられたのが残念だった。

これではサイエンス(科学)をフィクションしている作品というには、少々厳しい印象がある。


・・・・ではこの物語は読む価値が無いのか、と言われればそうでもない。
あくまでSF作品としてはどうか?・・・と疑問は感じるが単純なファンタジー、つまりはただの物語として読むのなら十分に評価できる部分は多い。

だってこんなことで「こんな作品は読むに値しない」なんて言っていたら、ジブリやディズニーなんて基本は童話ですよ?
設定がどうこうなんて、最初から問いただすのがおかしいというのもまた事実。


・・・・というわけで、ここからは評価できる点について。

この作品で好印象な部分で最も目立つのは、ヒューマノイドの描写の緻密さ。

この物語のヒューマノイドとは100%の機械であるが、キーキャラクターのしねまは物語の50年以上前に稼動した2430年代の第4世代のヒューマノイド、ヒロインの一人のフロゥは第5世代のヒューマノイド(メトセラ)である。
二人とも現代の人間には馴染みの無い存在である以上明確な区別をつけるのは難しそうだが、非常に緻密な描写で双方ともキャラが十分に立っている。
この作品で最も力を入れている印象があり、テキストにもかなり気を遣って書かれているのが判る。
この点に関しては、及第点に達していると思う。


あと個人的に評価したい点は・・・・ノスタルジーカ(イタリア語:郷愁)という題名の通り、失われた技術に対しての郷愁の念についての描写に関してだろう。

ここで言う「失われた技術」とは二年戦争やメトセラによる損失がどうとかではなく、もっと普遍的な技術の喪失についてだ。

技術というものは時と共に常に新しい技術が誕生し、進化し続ける・・・それは間違いない。
だが生まれるだけでなく、それと同じくらい失い続けることに貴方は気付いているだろうか?
そもそもそのようなことを気にしたことはあるのだろうか?


例えば写真撮影の際、昔は一眼レフのカメラを使っていたが、今は圧倒的に多数の方がデジカメを使っている。
それはデジカメの方が手軽で扱いやすいのが最大の理由だが・・・技術面や仕上がりの良さでは旧来の一眼レフの方が優れているものもある。
・・・だが使う方が減っている以上、一眼レフのカメラの技術は徐々に失われていくことは間違いない。
かつて使っていた人も次第に忘れていき、もし亡くなれば殆どは誰かに継がれていくことなくそのまま失われてしまう。
それでも一眼レフに魅力を感じて使い続ける方も少数ながら残ると思うが・・・一般的には失われた技術というべき存在になっていくだろう。

このブログを見ている方の中には長年の間ゲームを楽しんでいる方もいるかもしれない。
そんな方から見れば、むしろTVゲームのドット絵の技術を例にあげた方が解りやすいだろうか?
かつてのカプコンの格ゲーで芸術とも言われたドット絵の技術、多くのデザイナーの手本となった「ナムコ爆発」と言われた爆発のアニメーション技術・・近年の3Dゲームの開発が主流となった今、これらの技術の殆どは既に消えつつある。
・・・そして完全に無くなりはしないにしても、ほぼ全滅といったレベルで失われていくのだろう。

このように新しい技術が生まれれば、替わりに旧来の技術の多くは・・・恐らくは別れの言葉どころか、気付かれることすらなく消えていき、永遠に失われていく。
失われていくものの全てが決して劣っているわけではない・・・だが使われなければ、消えゆくのみだ。
人類の進化の過程としてこれは避けられないことだが、改めて考えれば切ないことではある。
失われた技術:ロストテクノロジー・・・これは他のアニメやラノベで書かれているような超古代文明の遺産とかではなく、このように常に失われつつある技術たちに使うべき言葉かもしれない。

この作品は、既にこの時代では失われた技術の塊ともいうべきしねまの復活がテーマであり、その過程で要求されるかつての技術の復活に四苦八苦するする中で、主人公たちの仲間の絆を取り戻していく・・・これがこの作品のメインテーマである。
本来なら注目もされずに消えていく存在である技術たちに焦点を当てる作品は、そう多くはない。
作品としては地味なテーマかもしれないがこういったことに興味のある方から見れば、評価されるべき点ではある。


・・・総じて評すれば、悪く言われている部分はエロゲーとして必須の部分が欠けていることにあり、評価できる部分は本来エロゲーの本道としては外れているため、ユーザーの嗜好に噛み合っているかどうか・・・さすがにこの点に関しては、プレイした各個人で判断して頂くしかない、といったところでしょうか?

ゲームを移植する側から見れば楽しかったのですが・・・地味と言えばそれまでかもしれませんが、噛めば噛むほど味が出るいわゆるスルメゲーみたいな味わいがあるテキストだったので・・・・・・
でも冷静に評価すれば、やはり賛否両論作の域は出ないかと。

テキストの妙こそが最大のポイントとなる作品のため、テキストを飛ばしがちの方には向かない作品です。
反面、将来物書きになりたい方なら物語に馴染めるかどうかを別にしても、何かを得られるようなところがあるかもしれません。
この点に関しては体験版の部分でも十分に解ると思いますので、未プレイの方は体験版から試されると良いと思います。


・・・ゲームの概要を説明するのに、ここまで長文になるのは久しぶりですね。
ただ評価するにしても貶すにしても、この位の文章量で出迎える価値のある作品ではあると思います。


・・・・さて、ようやくキャラクター紹介です。
読んでいて疲れた方は、悪いけどもう少し付き合ってね。



しねま
nos_07.png
前述の通り攻略不可のためヒロインとは言えないが、それでも物語で最も重要なキーキャラクターである。

50年以上前から、人知れず眠っていた第4世代のヒューマノイド。
この世代は・・しぐさも応対も人間と殆ど変わりなく行えるが、AIのような自発的に思考する回路とかは持ち合わせていないのが最大の特徴・・・・・つまり、しねまには「心」が無いのだ。
(現代の既存のものに例えるなら、とても人間らしく振舞えるAIBOといったところか?)

戦争の影響か?細部の部品一つに至るまで2488年では流通されていないものばかりで、存在自体が「失われた技術」と言える。
しかも多少の解析では全く歯が立たない程の謎のテクノロジーを搭載した、究極のオーダーメイドの機体である。

ふとしたことで主人公と出会い、必死になってしねまを甦らせようとするのだが・・・次々と起こる難題の数々に翻弄されながらも、その中でかつての仲間達との絆も深まっていく・・・良くも悪くも、しねまを中心に物語は進んでいく。

彼女を製作したのは「店長さん」と言われる人物のようだが、彼はしねまを可能な限り人間に近づけたかったようだ。
心を持たないしねまが人間に近くなるというのは、一体どういうことなのだろうか・・・・?



島津 朗
nos_09.png
シマヅ アキラ・・・カタカナで書くとまるでサムライのようか格好良い名前だが、ものの見事に名は体を表わさないイタズラ娘で、主人公の義理の妹。
日本一の実力を持つと言われるプログラマの母親を素質を受け継いで天才的なプログラム能力を誇るが、その能力で学校へのハッキングを大して意味も無く繰り返したり・・・と、主人公たち6人の仲間を有名にすることに必要以上に貢献している。

これに対し兄の主人公はバイクの整備等を通じてハードウェアの扱いが得意であり、ソフトウェアの扱いは一級レベルの朗と組むことでその気になればとんでもないことも出来るらしい・・・相性もばっちりだが、なかなかに恐ろしい兄妹である。

天才と何やらは紙一重という言葉の通り、私生活は兄貴に頼らないと家事はおろか朝は普通に起きることができず、依存症であることを公言する始末・・・というか兄の前でこんな格好も平気でスキンシップも日常的って・・・・もはやどこから突っ込めば良いのやら。

出来れば朗ルート以外で彼女がどうやって兄離れするかを見たかったが、これだけベッタリだともう無理かもしれない。
まぁ、なんだ・・・・いつまでもお幸せに。



沢渡 一姫
nos_03.png
主人公たち6人の仲間の中で、最近は最も疎遠であった少女。
根っからの委員長タイプだが・・・他のクラスということもあってか、現在では殆ど付き合いが無かった。

趣味は読書で、典型的に知的な印象があるので「真面目な優等生」という印象は強いものの、父親はGBM(社会秩序維持局:自衛隊+警察みたいな組織)の高官という血をと~~~っても強く受け継いでいるらしく、実はクラスを力で支配している・・というか、誰も彼女に逆らえないらしい。

周囲から距離を置いているように見える反面、沢渡一姫ファンクラブというのも隠れて存在するらしい。
劇中未登場だったが、個人的には彼らの姿を是非見てみたかった。
・・・いやだってそうでしょ?
どうやら「無意識レベルでも女王様体質」にあこがれる変態集団らしいので・・・それを是非見極めたかった。
もし高校生の段階で「ハイヒールに踏まれたい」願望全開だったら、それはそれで凄いけどね・・・・

声優は、恐らくこちらが移植したゲームでは最多出場?・・・の青山ゆかり。
思えば2005年の初代つよきす以来のお付き合いか・・・相変わらずの声が聞けて、何よりです。



フローライト・アルヴェガ(フロゥ)
nos_05.png
先ほど紹介した通り、メトセラと呼ばれる第5世代のヒューマノイド。
アルヴェガとは一応は彼女の住む家を現わす姓名ではあるが規模が一つの区画レベルのため、「アルヴェガ家のフローライトさん」というよりは「アルヴェガ区のフローライトさん」と解釈した方が、現代人の感覚としては近い。

機械らしく尖ったロジックで会話をするが・・・学校では有名だった6人の仲間の一人というだけあって、戦争の傷跡が残り互いに距離を取りがちな人類とメトセラの関係の中では例外的に、非常に人間寄りな考え方で行動することが多い。

言わば「ロジックは機械、思考は人間」・・・こんな感じなのだが、この点の描写に関してはゲーム中で最も気を使ったようで?、彼女の台詞は一つ一つが吟味されているような味わいがある。
出来るなら、腰を据えてじっくり読んでみるのも良いかもしれない。

ただ気を使いすぎたせいか?彼女のシナリオが一人王道シナリオを突っ切っているような気も・・・どうだろうか?

特に攻略の順序を決めていないのなら、最初はフロゥから攻略した方が良いかもしれません。



カヤ・フリューリング
nos_10.png
唯一の体育会系のヒロイン。(とは言うものの、決して馬鹿ではない。)
ドイツ出身だが、幼少から日本に住んでいるため会話、メンタル共に日本人である。

超文系のヒロインが集中する中で、唯一のアウトドア派で主人公と一緒にバイクのツーリングを楽しむなど、未だに主人公たちとのつながりが深い。

運動で鍛えられたからかどうかは別にして最強のプロポーションを誇るおかげで・・・「しねまとHできないのは許せないが、カヤのおっぱいで許す!」という意見もこちらは何度か見かけた。

そういう意味では、この作品の免罪符とも言える存在(笑)。
まぁ・・・・よほど3サイズに自信がないと、あの私服は着れないよね・・・カヤさん、ナイスです。
水着も何気に自己主張が強いし・・・




さて、こんな感じでようやく仕上げることが出来た木洩れ陽のノスタルジーカ。
ただ残念なことにメーカーであるSTREGAは既にHPがリンク切れになっているなど、状況は不透明。
体験版を公開したセミラミスの天秤も実際には外注で、スタッフがキャラメルBOXに戻ったということでは無さそうだし・・・

何はともあれ、木洩れ陽のノスタルジーカもなかなかの作品だと思います。
彼らの活躍を再び見るためにも、出来れば一人でも多くの方が製品版を手に取ってプレイしていただきたいものです。
悪く書いたように思える文章を長々と載せた自分が言うのもなんですが、ここまでの文章力のある作品は今のエロゲー業界に於いては貴重で、製作されたスタッフにはこれからも頑張って欲しい、という気持ちは変わりません。

・・・だからこそ、セミラミスの天秤もハードルが相当高そうなのに移植を試みているわけだし・・
(それが彼らへの応援になるかどうかは、正直相当微妙ですが・・)




・・・・それでは。
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